引越し吉日に良いのは大安?仏滅や友引はやっぱりダメ?

入学、就職、結婚、転勤…。“引越し”は人生の節目に訪れることが多いですね。

そんなタイミングだからこそ、普段は意識していなくても、縁起が気になるという人も多いと思います。

でも、縁起といっても“お日柄”や“方位”など、いろいろあるんです。

ここでは“引越しにまつわる縁起”について、詳しく説明します。

逆手にとれば、お得に引越しできる方法もありますよ。

引越しに良い日は?

仏滅の引越しは良くない?

なんとなく“良くない日”のイメージがある「仏滅」。

もともとは、古来中国から伝わった“六曜”という暦から発したもので、現在では占いの要素が強いですね。

中でも仏滅は“仏も滅するような大凶日”という意味から、「何事も遠慮する方が良い日」とされています。

仏とありますが、実は仏教との関係性はなく、本来は“物滅”と表記したそうですよ。

 

さて、“遠慮する方が良い”とされるため、引越しの日取りとしては避ける人が多いのも事実です。

特に新築の場合や、結婚に伴う引越しは“仏滅”を避ける人が多いようです。

これから何十年も住むやっと手に入れたマイホームや、人生の門出の際には縁起が気になるのも当然ですね。

 

確かに、こういったケースや、年配の方のアドバイスを受けた人などは“仏滅”を避けて引越しする人が多いのも事実です。

でも、その一方で全く気にしない人もいます。

なぜなら、六曜は日本古来のものではない上に、伝来したのも14世紀ごろと歴史があるというわけでもありません。

若い人の中には六曜自体を知らない人も増えています。

でも、避ける人が多いからこそ、“仏滅の日は引越し費用が安くなる”というメリットもあるのです。

仏滅の引越しは験担ぎで回避

引越しにはそれなりの費用がかかりますから、少しでも安くしたいと思うなら“仏滅割引”を利用するのも1つの方法です。

業者やシーズンによっては吉日の半額になるケースありますので、金額にしたら大きいですね。

六曜が気にならないなら、利用したいサービスです。

 

でも、「多少は六曜も気になる…」という人もいると思います。

そういう人は“験担ぎ”をしてみてはいかがでしょう?

「毎日使うお茶碗や湯呑みなどを大安の日に先に新居に運ぶ」ことで験担ぎができると言いますし、

「鏡や仏壇などを最初に運び込む」と良い運気を呼び込むことができるともいわれています。

こういった方法や縁起物はそれぞれの地方で違いがあるようですが、

仏滅に引っ越しても気持ちが楽になるなら、迷信といわずに実行するのも良いと思います。

引越しに良い日とは?

それでは、仏滅とは逆に“引越しするのに縁起の良い日”とはいつでしょうか?

それは六曜の“大安”と“友引”にあたる日です。

大安

大安は“何事も吉”とされる日で、すべてが悪い方向に向かわないといわれていることから、

縁起が良いとされています。

結婚式や七五三などの慶事はこの日が選ばれることが多いですね。

人生の節目となる引越しも慶事の1つですから、縁起を気にする人は大安を選んで行うことが多いようです。

縁起の良い日に引越ししたということで、未来への安心感が得られるのが最大のメリットと言えるでしょう。

友引

友引は“凶事に友を引く”の意味があり、葬式には避けられる日です。

元来は“勝負事で何事も引き分けになる(共引)”という意味合いだったため、

“平穏に終わる日”とされていました。

 

また、“友を引く(誘う)”ことから慶事には向いていると解釈される場合もあります。

しかし、葬式を避けることが広く知られているためか、“

友引=縁起の悪い日”というイメージが定着しているようで、

引越しの日取りとしても避けられる傾向があります。

 

友引には“朝は吉、昼は凶、夕は大吉”といった時間による吉凶がありますが、

多くの引越しは朝からスタートし、片付けで夕方までかかるケースがほとんどですから、

むしろ引越しの吉日と言えそうですね。

気になるなら、正午前後は長めに休憩をとって、

作業を中断すれば凶を避けるのもいいでしょう。

大安より友引がおススメ

縁起を気にする人が少なくなったとはいえ、やはり大安は大混雑します。

なぜなら、引越しに適した土日や祝祭日などと大安が重なる日は、

例年1年間で20回前後しかないからです。

 

さらに、引越しの多い春・秋などの土日・祝祭日と大安が重なった日は、かなり少なくなります。

大混雑も納得…というわけです。

 

さて、引越し業者が大混雑になると、どうなるでしょう?

まず、需要と供給のバランスが崩れるので引越し代金が高くなります。

そして、業者は人手不足をまかなうため、アルバイトを増やします。

 

アルバイトだからといって器物破損などを起こすケースはまれですが、

段取りの良さはプロにはかなわないので、時間がかかる傾向にあるようです。

 

うまく大安が希望の引越し日と重なり、

費用がかかっても構わないのであれば問題ありませんが、

日程や費用を優先したいのであれば友引のほうがおすすめです。

前述の通り、イメージの悪さから友引は人気がありません。

そのため、費用は安く、予約も入れやすいのです。

アルバイトが少ないので、作業もスムーズに進みます。

大安+友引で考えれば土日・祝祭日にあたる確率も高くなり、引越しのチャンスも増えますね。

吉方位について

六曜とは日程に関するものですが、

これとは別に、事を成す方角について吉凶をみる“吉方位”というものがあります。

古くは平安時代に陰陽道に基づいて行われた方違え(かたたがえ)がありますが、

現代でも方位除けや占いとして残っています。

吉方位とは

九星術から生じた神々(方位神)が、

いる方位に対して事を起こすと吉凶の作用をもたらすという考えに基づくもので、

吉神がいる方角を“吉方位”と言います。

 

今いる場所から引越し先が吉方位の方角にあれば、

諸事が良い方向に向かうとされることから、引越しの際に方位を気にする人もいます。

 

吉方位はその年により九星ごとに異なります。

まずは自分の生まれ年の九星(本命星:一白水星、二黒土星など。

下表参照)を調べ、引っ越す年の吉方位を調べるようにします。

九星(本命星)

九紫火星 八白土星 七赤金星 六白水星 五黄土星 四緑木星 三碧木星 二黒土星 一白水星
昭和3 昭和4 昭和5 昭和6 昭和7 昭和8 昭和9 昭和10 昭和11
昭和12 昭和13 昭和14 昭和15 昭和16 昭和17 昭和18 昭和19 昭和20
昭和21 昭和22 昭和23 昭和24 昭和25 昭和26 昭和27 昭和28 昭和29
昭和30 昭和31 昭和32 昭和33 昭和34 昭和35 昭和36 昭和37 昭和38
昭和39 昭和40 昭和41 昭和42 昭和43 昭和44 昭和45 昭和46 昭和47
昭和48 昭和49 昭和50 昭和51 昭和52 昭和53 昭和54 昭和55 昭和56
昭和57 昭和58 昭和59 昭和60 昭和61 昭和62 昭和63 平成元 平成2
平成3 平成4 平成5 平成6 平成7 平成8 平成9 平成10 平成11
平成12 平成13 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20
平成21 平成22 平成23 平成24 平成25 平成26 平成27 平成28 平成29

吉方位は年によって変わりますので、2016年を例として挙げておきましょう。

〈2016年の吉方位〉 ◎:吉方位(生気) 〇:吉方位(退気) ×:凶方位

南西 南東 北西 西 北東
一白水星 × × × ×
二黒土星 × ×
三碧木星 × × × ×
四緑木星 × × × ×
五黄土星 × ×
六白金星 × × × ×
七赤金星 × × × ×
八白土星 × ×
九紫火星 × × × ×

引越しの方角としては、◎や〇の方角が吉です。

引っ越したい場所の方位が悪いときは…

吉方位を調べてから引越し場所を決める場合はともかく、

転勤や物件などの都合で引越し先の方位が良くない時もありますよね。

気になる人は、平安時代と同じように“方違え”を行うと良いでしょう。

 

方違えとは、凶方位に向かう場合に、一度別の方角へ行ってから目的地へ向かうことです。

忙しい引越し中ではありますが、

方角の違うところにあるホテルや実家などで一泊してから引越し先へ向かえば、

厄を除けるといいますよ。

温泉などを選んで、引越しの疲れも取り除いてしまいましょう!

 

縁起を優先するか、他のメリットを優先するかは、人によって大きく異なると思います。

大事なのは“気の持ち方”。

自分が納得した上で引越しすることが、いちばん大切ですね。

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