引越しの際、荷物の一時保管はするには?料金は?

引越しの時、荷物をすべて運びたくない場合ってありますよね。そんな時に利用したいのが“荷物の一時保管サービス”です。でも、自分で保管場所を借りるほか、引越し業者に依頼するなど、いろんな方法があるんです。
ここでは、荷物の一時保管サービスに関する情報と、賢く利用する方法について紹介します。

荷物の一時保管サービスについて

 引越しは決まったけれど、転居日と入居日がずれてしまって荷物を運びこめない、建て替えのために家を空けなければならない…。
こんな場合に利用したいサービスが、『荷物の一時保管』です。家財道具などの大きな荷物も預かってもらえるのは便利ですよね。単身者の場合は、仕事などで夜間や休日しか片付けができないので、とりあえず不要なものを預けておけば、段ボールに埋もれながら生活しないで済みます。
こういった荷物の一時保管には、自分でトランクルームや収納スペースを借りる方法と、引越しとまとめて業者に依頼する方法の2通りがあります。

自分で預ける方法

 単身者の場合、業者に依頼するほどの荷物ではないので、自力で引越しをするという方もいると思います。そうなると、荷物の預け先も自分で探すことになりますね。
 個人で利用しやすい荷物の一時保管先としては、「トランクルーム」「レンタル収納スペース」「屋外コンテナ」があります。似たように思えても、関係法規や保管物に対する保障の有無、料金にも違いがあるのです。では、それぞれを詳しく見てみましょう。

トランクルーム

 倉庫業者が行なうサービスです。特定のスペースに荷物を置いて預けるのではなく、荷物を1つ1つ寄託契約することで預けるイメージです。
 補償内容にもよりますが、基本的には交わされた契約によって預かり業者に保管の責任が生じます。保管中の破損や汚損は補償の対象になるので、大切な荷物を預けるには安心ですね。その反面、どうしても管理が厳しくなるため、営業時間内に業者立ち会いの上で荷物の引き渡しを行うところがほとんどです。自由に出し入れはできませんが、防犯上は安心といえるでしょう。
 また、一定の基準を満たすと国土交通省が認定する“優良トランクルーム(別名:認定トランクルーム)”となり、認定マークを掲げている業者もいます。預ける荷物の重要度により使い分けるのもいいですね。
料金は業者により多少の差はありますが、約0.5畳を借りるとすると安くても東京23区では月額5,000円以上、東京近郊では4,000円以上、地方では2,000円以上が相場です。

レンタル収納スペース

 主に不動産業者が運営するサービスで、不動産賃貸借家契約に基づくものです。荷物を預ける契約ではなく場所を借りる契約ですので、荷物がそのスペースに収まればいくつでも…というイメージです。
 保管場所の形態は様々で、ビルの中で空調が管理されているところもあれば、専用の建物に預けるところもあります。
場所を借りる契約なので、基本的に営業時間内は出入り自由で、最近では24時間可能な業者も多く見られます。荷物に関する責任が業者にはありませんので、セキュリティや保険に対する姿勢も様々です。
中には“トランクルーム”の名称を使用しているところもありますが、運営が倉庫業者でない場合は“レンタル収納スペース”ですので注意が必要です。名称が紛らわしいときは事業者が倉庫業者なのか不動産業者なのか必ず確認しましょう。
レンタル料金は同じ地区なら“トランクルーム”より安く借りられます。

屋外コンテナ

 これも不動産業者が管理するもので、不動産賃貸借家契約に基づくものです。荷物の保障の範囲は“レンタル収納スペース”と同等ですが、“屋外”の“コンテナ”に収納するわけですから、空調などの設備はなく、セキュリティに関してもコンテナのカギ程度の簡易なものが普通です。夏は非常に暑く、冬は寒くなるので、長期にわたって預ける場合は激しい温度変化でも影響の少ない荷物を預けるようにしましょう。
 こういったデメリットの分、価格は一番安いですし、24時間いつでも自由に出し入れできるというメリットもあります。

自分で保管先を探すときは…

 自分で一時保管先を選ぶには、預ける荷物の価値や管理の方法なども考慮して、“トランクルーム”“レンタル収納スペース”“屋外コンテナ”から選ぶようにしましょう。
 また、引越しで預ける場合はできるだけ新居の近くで借りた方が、荷物を出し入れするときに楽です。預ける荷物が大きい場合や数が多い場合は、保管場所まで車で運搬可能なところや、近くにコインパーキングがあるところを選ぶのがおススメです。引越し先が遠い場合は、インターネットを利用して探すこともできますよ。
 料金に関しては、保管場所周辺の家賃相場と連動しているケースがほとんどです。広さや空調・管理体制などでも大きく変わってきますので、ネットで見積もりをし、その土地の相場観を仕入れるのも大切ですね。

引越し業者に依頼する方法

 引越し業者のほとんどが、引越し時に不要な荷物の一時保管サービスを行っています。この場合、保管先は“トランクルーム”で、大手なら国土交通省認定の場合が多く、折り紙つきです。大切な荷物も責任を持って預かってくれることでしょう。
 それでは、引越し業者に一時保管してもらう場合について、詳しく見てみましょう。

料金・サービス

 引越し業者による一時保管は“トランクルーム”であるため、“レンタル収納スペース”よりも割高です。でも、引越しとセットで申し込めば10日間や1か月など保管料が無料になる業者もあります。中には半年間無料の業者も!長期にわたって預ける場合はかなりお得ですね。さらに、細かい条件はありますが、鉄道コンテナの利用により輸送費などが割安になるケースもあります。引越しの費用と併せて考えると節約できる場合もありますが、肝心の引越しプランの条件を良く考えて決めるようにしましょう。
 また、一時保管はほとんどが“引越しのオプション扱い”になります。引越しの見積もりと同時に申し込んだ方が、トータルの金額から割り引いてもらえるので割安になることがありますよ。できれば2~3社から相見積を取るのがおすすめです。他社との比較もできますし、値引き交渉の材料にもなりますね。

メリット・デメリット

 引越し業者の中には、一時保管サービスを行っていても、“新築やリフォームに限る”などの条件があったり、保管期間中は荷物の出し入れができなかったりする場合もあります。さらに、エリアや時期によっても申し込めないことがあります。
また、“トランクルーム”なので、荷物1つ1つの預かりが基本です。出し入れをする場合はその都度、出入庫料・配送料が必要となり、事前に連絡する必要が生じます。このため、出し入れの必要が無い荷物を預けるようにした方が良いでしょう。業者ごとに違いもあるので、よく調べてから申し込むほうが安心ですね。
 引越し業者の最大のメリットは、荷物の預かりから配達まで一貫して請け負ってくれるという点です。指定した日時に配送してもらえるので、忙しい人や引越しだけで手がいっぱいという人には、全てお任せの嬉しいサービスといえますね。

一時保管サービス利用時の注意

 1つ、荷物の出し入れ時に覚えておいていただきたいのが「懐中電灯などの照明器具を持参すること」です。コンテナタイプだと、コンテナ置き場には照明があっても、内部には明かりがない場合があるからです。夜間に荷物の出し入れを行うときや、コンテナの奥の方の荷物を確認したいときなどに、明かりがあると非常に便利です。引越し業者に依頼する場合でも、コンテナ内の配置(出し入れしやすいように何を奥にしまって、何を手前に出しておくか)を立ち会いのもとに行うこともあるので、持参した方がよいでしょう。

 このように、荷物の一時保管にはいろいろな方法があります。引越しの手間と併せてよく考えて選んでくださいね。

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